国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、手がけている先端ICT研究を若い人に理解してもらうために、人気女優の上白石萌音さんをナレーションに起用した研究紹介ムービー『NICTステーション』を2023年6月20日(火)に公開しました。
NICTはわが国唯一のICT※を専門とする公的研究機関で、通信・AI・サイバーセキュリティなど、21世紀の社会基盤を形成する重要な技術の研究開発を行っています。
(※Information and Communication Technology = 情報通信技術)
(※Information and Communication Technology = 情報通信技術)
今回制作した『NICTステーション』は、9つの先端ICT研究をわかりやすく説明する9本のムービーです。将来NICTの仲間やパートナーになってくれる“若者”に、NICTが推進している研究内容と、研究によって社会がどのように豊かになるのかを理解してもらうことを狙いとしています。
太陽活動による社会へのリスクを軽減するための“宇宙天気予報”、大容量データを高速伝送する“光ファイバ通信”、脳科学を情報通信に活用する“脳融合AI”など、幅広い領域から選ばれていますが、すべての研究は未来を「安心・安全に」「便利に」「楽しく」することを目指しています。
約3分の動画で、女性レポーターがNICTを訪問し、研究者とNICTの公式キャラクター“N”に『研究内容』と『社会的インパクト』を説明してもらうという構成です。“N”によるナレーションは若手人気女優の上白石萌音さんで、先端研究の説明を耳馴染みよく理解することができます。
是非、9本のムービーをご覧ください。
本ムービーで紹介する9つの先端ICT研究
Beyond 5G/NTN ・・・次世代の移動通信へ
MICSUS ・・・AIで高齢者をケア
量子暗号 ・・・機密情報をより安全に
NICTER ・・・サイバー攻撃から社会を守る
宇宙天気予報 ・・・太陽活動によるリスクを軽減
光ファイバ通信 ・・・大容量データを高速伝送
DeepProtect ・・・暗号技術により安全なデータ利活用を
XRテレプレゼンス技術 ・・・現実と仮想の世界を融合
脳融合AI ・・・脳科学を情報通信に活用
上白石萌音さん
ナレーションの上白石萌音さんは1998年鹿児島県生まれ、2011年デビュー。
主な出演作品は、映画『舞妓はレディ』(2014)/『君の名は。』(2016)/『羊と鋼の森』(2018)、テレビドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(2021)/連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2021〜22)など。舞台『千と千尋の神隠し』(2022)では主役の千尋を、『ダディ・ロング・レッグズ』では主役のジルーシャを演じ、2023年「第30回読売演劇大賞」最優秀女優賞を受賞。
2023年1月には武道館ライブを、11・12月には毎年全国各所津々浦々に巡るライブツアー『yattokosa』Tour2023を行うなど歌手としても活動。
2024年には、主演映画『夜明けのすべて』の公開を控える。
人工知能 “N”
NICT公式キャラクターの人工知能“N”は、NICTの研究開発をわかりやすく教えてくれます。2022年に公開したPRムービー『Nのいる未来 A.D.203X』同様、上白石萌音さんが “N”の声を務めました。