国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、「NICT」)では、高度通信・放送研究開発委託研究における下記の委託研究3課題の公募を予定しています。詳細につきましては、公募開始後に、NICT Webサイトに掲載される研究開発課題の内容、応募要領等をご覧ください。
1. 公募予定の研究開発課題
(1)完全自動運転のための高性能かつ高信頼な車載光ネットワーク基盤技術の研究開発(課題番号237)
・概要:本委託研究では、新たな革新的な車載光ネットワークを創出し、様々な課題を解決することで、完全自動運転を支える、「高性能かつ高信頼な車載光ネットワーク」の基盤技術を開発する。
・研究開発期間:令和6年度(契約締結日)~令和8年度
・研究開発予算:令和6年度は総額(一般管理費・税込)1.2億円、令和7年度は総額1億円、令和8年度は総額9,000万円を上限とする。(提案の予算額の調整を行った上で採択する提案を決定する場合がある。)
・採択件数:1件
(2)高信頼データ流通のための非集中型ネットワーク内ストレージ及びアプリケーションの研究開発(課題番号238)
・概要:本委託研究では、ブロックチェーンとNICTセキュアオフチェーンストレージを用いる高信頼・高効率の非集中型ネットワーク内ストレージフレームワークを設計・実装し、アプリケーション実証により有効性を示すことを目的とする。
・研究開発期間:令和6年度(契約締結日)~令和7年度
・研究開発予算:1件当たり、令和6年度は総額(一般管理費・税込)2,500万円、令和7年度は総額5,000万円を上限とする。(提案の予算額の調整を行った上で採択する提案を決定する場合がある。)
・採択件数:2件
(3)短距離超高速光リンクのための超高速並列レーザ光源技術の研究開発(課題番号239)
・概要:本委託研究では、将来のハイパースケールデータセンタ、AIコンピューティング、6Gアクセス網などの大容量短距離光ネットワークに適用可能なトランシーバを実現するため、既存技術の2~4倍以上となるチャネルあたり200~400 Gbpsの超高速動作と低消費電力動作を両立する超高速レーザ光源を実現するとともに、素子の並列化により毎秒数テラビットの通信容量を実現する並列レーザ光源の基盤技術を確立する。さらに、単一モード光ファイバを用いたキロメートル級の超高速伝送を実証することにより、将来の大容量短距離光ネットワークへの適用性を示すことを目的とする。
・研究開発期間:令和6年度(契約締結日)~令和7年度
・研究開発予算:各年度、総額(一般管理費・税込)1億円を上限とする。(提案の予算額の調整を行った上で採択する提案を決定する場合がある。)
・採択件数:1件
2. 公募開始の時期
令和6年5月中旬以降を予定しています。
3. 公募説明会
令和6年5月下旬以降を予定しています(オンライン開催)。
4. その他
- 高度通信・放送研究開発委託研究制度の概要等については、以下のWebページ内の「委託研究について」をご覧ください。
https://www.nict.go.jp/collabo/commission/itaku_top.html - 本公募は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)経由での応募になります。e-Radをご利用になるためには、あらかじめe-Radへの登録が必要となります。e-Radへの登録には日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕を持って提出の手続をしてください。
- e-Rad ポータルサイト: https://www.e-rad.go.jp/