2025年4月10日に、第70回前島密賞の贈呈式が行われ、国立研究開発法人情報通信研究機構からは、前島密賞2件(共同研究1件、個人1件)を受賞いたしました。
前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に、公益財団法人通信文化協会より贈呈しています。
受賞者および功績の概要
1. 個人
元 国立研究開発法人情報通信研究機構未来ICT研究所脳情報通信融合研究センターの(故)田口隆久研究統括が、情報通信ネットワークが急速に発展する中で、情報通信技術と脳機能科学の融合という最先端の研究に取組み、新規分野を開拓した。また、
情報通信テクノロジーにおける新たなシステムとしての、人間の脳活動を基盤とした新規分野「脳情報通信融合技術」の創出と社会実装を主導し、技術の進展と普及に極めて大きな貢献を果たした功績が認められ、「前島密賞」(功績2号)の受賞者として賞状とメダルを授与されました。功績タイトルと功績の概要は以下の通りです。
(公益財団法人通信文化協会報道発表資料より)
【功績タイトル】
情報通信技術と脳機能科学の融合研究の推進と社会展開
情報通信技術と脳機能科学の融合研究の推進と社会展開
【功績の概要】
情報通信ネットワークが急速に発展する中で、情報通信技術と脳機能科学の融合という最先端の研究に取組み、新規分野を開拓した。情報通信テクノロジーにおける新たなシステムとしての、人間の脳活動を基盤とした新規分野「脳情報通信融合技術」の創出と社会実装を主導し、技術の進展と普及に極めて大きな貢献を果たした。
情報通信ネットワークが急速に発展する中で、情報通信技術と脳機能科学の融合という最先端の研究に取組み、新規分野を開拓した。情報通信テクノロジーにおける新たなシステムとしての、人間の脳活動を基盤とした新規分野「脳情報通信融合技術」の創出と社会実装を主導し、技術の進展と普及に極めて大きな貢献を果たした。

未来ICT研究所柏岡秀紀統括(代理)・(故)田口隆久氏ご夫人
2. 共同研究
国立研究開発法人情報通信研究機構矢野博之理事、サイバーセキュリティ研究所の笠間貴弘室長、井野毅也研究技術員、井上大介研究所長、衛藤将史研究センター長がネットワーク社会におけるセキュリティ対策事業である「NOTICE」において、脆弱なIoT機器の調査事業を実施し、脆弱な機器を減少させた。さらに、調査対象プロトコルの拡充などによる多数の脆弱性の発見・報告によりIoTセキュリティの大幅な強化に貢献した功績が認められ、「前島密賞」(功績2号)の受賞者として賞状と副賞を授与されました。功績タイトルと功績の概要は以下の通りです。
(公益財団法人通信文化協会報道発表資料より)
【功績タイトル】
NOTICE事業の推進によるIoTセキュリティ向上への貢献
NOTICE事業の推進によるIoTセキュリティ向上への貢献
【功績の概要】
ネットワーク社会におけるセキュリティ対策事業である「NOTICE」において、脆弱なIoT機器の調査事業を実施し、脆弱な機器を減少させた。さらに、調査対象 プロトコルの拡充などによる多数の脆弱性の発見・報告によりIoTセキュリティの大幅な強化に貢献した。
ネットワーク社会におけるセキュリティ対策事業である「NOTICE」において、脆弱なIoT機器の調査事業を実施し、脆弱な機器を減少させた。さらに、調査対象 プロトコルの拡充などによる多数の脆弱性の発見・報告によりIoTセキュリティの大幅な強化に貢献した。

衛藤将史研究センター長、井野毅也研究技術員、矢野博之理事、井上大介研究所長、笠間貴弘室長
(参照元)第70回(令和6年度)前島密賞 報道発表資料